その名もエンパワージャパン税理士法人、「地域企業の力で地域課題を解決する未来創造企業」を目指し取り組まれている穂坂先生にリアルでお会いしてきました。事務所は横浜駅から徒歩10分ほどの立派なビルの一室なのですが、入るとまず目に入るのは畳のスペースと温もりのある木のテーブルや棚、そこは地域の方が集まる話し合いの場として無償で提供することもあるとのことでした。 穂坂先生を知ったのは、経営実践研究会という社会課題を事業として取り組み解決をめざすことを目的とした会に参加したことがきっかけでした。私も社会課題解決ということにとても興味があり、お話を聞いてみたいと思っていたところ、直接お話を聞ける機会を頂きました。 一番目を引いたのは「大空への翼プロジェクト」という取り組み。これは、児童養護施設を退所した若者たちを支援するとういものです。そのため新規に顧問契約をする際には、支援型顧問契約という選択肢があります。これは契約金額も内容も通常契約と全く同じだが、全額を子供の支援のために使うという、2年間の契約です。説明するとほとんどの会社さんがこちらを選択するということでした。この2年分の顧問料は全て施設を出た子たちの教育費用や生活を調えるための資金として充てておられるということ。それもこれも既にベースが出来ているからということですね。すばらしいです。 もともと中小企業を応援したいという思いで税理士を開業された穂坂先生、最初から社会貢献を考えられていたわけではないと。たまたま知り合ったNPO法人フェアスタートさんとのご縁があったからだそうです。 それを聞いて、私もやりたいことを共有できる仲間の必要性を強く感じました。そのためには、自分自身の軸をしっかりもって、やれることやれないことを認識することなのかな~と思います。